日曜劇場「御上先生」をご覧になっていますか?
その中で、先週「アクティブ・リコール」という言葉が登場しました。 簡単に言えば、「勉強したことを思い出す、という勉強法」のことです。 塾では、小学生の皆さんには「がんばレポート」というのを書いて もらっています。一週間の自分を思い出し、どんなことを頑張ったか、 どんな嬉しいことがあったか、などを書いてもらっています。 勉強だけではなく、お手伝いをがんばったとか、何かが出来て嬉しかったとかを思い出すことで、自己 肯定感を持たせるのが目的です。自己肯定感が低かったり、自分に自信がなかったりする子に学力をつ けさせるのは難しいと思うからです。 中学生になると「セルフ日記」というのを書いてもらっています。その中で「今日学習して覚えたこ と、出来るようになったこと」という項目があります。そこでいかに具体的に思い出して書くかが大事 なんです。それがアクティブ・リコールです。だから「単語を覚えた」とか「関数をやった」とか書い ている人にはちゃんと具体的に書くように言っています。「覚えたことは、思い出して出力してこそ、脳 の中に吸収されていくのです。教えてもらってわかった気になっても、間違い直しをして出来た気にな っても、「何も見ずに自分で出力できなければ意味がない」のです。テストでは、あいまいな理解のま ま、あやふやな解答をして×をつけられたら、な~んにもわからなくて×になった人と、同じ「×」な んですよね。点はもらえない。それを、子ども達自身が理解して、本気でやらないと、なかなか本当の 「できる」にはつながらないのです。